[山行日] 2009 5月1日(金)夜行〜5月5日(火)帰京
[参加メンバー] 山ちゃん、煤AKMB
記録 文:KMB 写真:山ちゃん
5月1日(金)−晴れ−
八王子(22:15)−馬場島(4:00)
八王子ICI前集合。山ちゃん号で一路滑川インターを目指す。藤岡から上信越道へ。途中運転は山ちゃんからKMBへ交替。
助手席の狽フギャグが眠気を誘う?滑川インターからの一般道を1本間違えたが、予定通り4時馬場島着。車中泊とする。
滑川インターでの\1,000の表示に感動!
5月2日(土)−晴れ−
馬場島(9:10)−雷岩(11:20〜12:00)−小窓尾根稜線(13:00)−1614mピーク(13:45〜14:00)−2121mピーク(16:00)
4時間ほどの仮根後起床。食事&身支度後出発。気温が高く、直射日光が熱い!上は半袖、下はCD-Xのタイツという下着状態。
重いザックを背負い馬場島から歩くとすぐに取水口。堰堤下を石伝いに渡渉。さらに堰堤の上の渡渉は、裸足、パンツ姿になって川を渡った。
鷹のスワリのゴルジュあたりから雪渓が安定してくると、すぐに雷岩。大休止後、登攀支度をして小窓尾根へ通じる急な雪壁を攀じる。
樹林帯を抜けるとすぐに1,614mピーク。さらに1,900mピークまでに進が既にテントが4張りほどあるため、さらに上の2,121mピークまで登った。
これが正解。すでに整地済みの天場は我々だけの貸し切り状態。景色を楽しんだ後、晩飯〜就寝。
5月3日(日)−晴れ−
2,121mピーク(6:15)−ドーム上(7:45〜8:00)−三の窓(11:45)
今日も朝から天気がいい。ここから悪い場所が3か所ほどあったが、特段ロープを出すまでもなくスピーディに登っていく。
ニードルドームの岩峰は迫力がある。剣尾根や北方稜線、早月尾根など観察しながらアップダウンを登っていく。
やがて小窓の王に到着。ここは急な雪壁を懸垂で下る。すでに2Pが順番待ち。
三の窓到着は11:45.予定より早い到着で、大幅に時間が余った。
チンネ左稜線の取りつきの偵察や、テントの四方を雪のブックで壁を作ったりして時間を潰す。18:00夕食。19;00就寝。
5月4日(月)−高曇−
三の窓ベース出発(5:50)−チンネ左稜線取付(6:00)−登攀終了・チンネの頭(15:40)-三の窓ベース(17:15)
太陽が顔を出しておらず、時々吹く風が冷たい。本日はヤッケ上下着用で登攀に臨む。
三の窓からチンネ基部の雪壁をほぼ水平にトラバース。
昨日偵察した春の取付へ。ルート下半分はKMBリード、上半分は買梶[ドのオーダーで行く。
出だしは夏の取りつきの1段上から、雪の積もった外傾したバンドを夏の1P目の終了点までのトラバース。
残地支点を探しながら恐る恐る進む。リードも怖いが、フォローの方がもっと怖いだろう。
終了点で3人そろい、残靴やザックにビレーをとり、半ばぶら下がりながら、クライミングシューズにはきかえた。
実質上の1P目。素手で手掛かり豊富な岩を直上。残置は少ないが落ちる気はしない。
終了点は斜度が落ちた雪の中。バイルで雪をかき分けビレー。
2P目、雪壁を右にトラバースして岩に取り付くが、この上のビレー点も雪の中。
ザックにつけたピッケルをはずし、ブレードで雪面を整地する。素手で作業したため、右手人差し指にマメができた。
3P目さらに岩と雪のコンタクトラインからピナクルを目指す。
ピナクルの裏に回りこむX字状の岩のところの雪を落とし、跨るように座り込んでビレイ。
4P目ピナクルから裏側の壁にブリッジングで抜けてから、直上。
この上で傾斜は落ち、買梶[ドにロープを巻き直し。
レーションと水分補給。
5P目ここから狽フリード。
傾斜の緩い雪壁を這い松の下まで。
山ちゃん、KMBがフォローで続くが、山ちゃんの這松とのコンタクトラインの下の雪が崩れ下に落ちる。
ここでリードを狽ノ代わることは危険と判断。KMB、山ちゃんそれぞれロープ1本で時ピッチリードへ。
6P目這松をつかみながら登るが途中何本か抜ける。上部は雪と岩のミックス。
ビレイポイントでKMBロープをフィックスし、山ちゃんがそれを頼りにリード。
山ちゃんリード中に、フォローと勘違いしてランニングを取り忘れる。
7P目リッジ上の凹角を登る。
8P目さらにその上はリッジ上のピナクルをいくつも越えていく。
両側が切れ落ち心地よい。左手は八つ峰がすぐそこだ。
三の窓の天場がよく見える。
9P目本ルートの核心部、「鼻」。
狽ェ人工を交えなんなくリード。下部でランニングをとりすぎ、上部ではかなりランアウトした。
このピッチで後続の四国から来た3人Pに追いつかれる。
フォローの山ちゃんが、小ハングを抜け、左にトラバースしてから直上する部分で、残置スリングにかけた足がはずれぶら下がってしまう。
ロープがかなり伸びたため、もとの場所に戻るのは不可能。いったん取りつきまで下ろし、ことなきを得た。
残り4Pは途中、KMB・山ちゃんが1P簡単なところをリードを交え、両側が切れ落ちたいくつものピナクルを越えていく。
いつしか眼下に見える三の窓の天場ははるか下となった。
チャレンジアルパインクライミングの写真の場所で、狽ノ写真を撮ってもらう。
三の窓雪渓や八つ峰をバックにリッジ上での写真だ。
チンネの頭からはちょっと急な斜面を、雪のコルへロワーダウン。
割と広く安定しているので、山靴に履き替えアイゼン装着。池の谷ガリーへ2Pの懸垂。
ところが1P目を降りたところで、狽ェロープの引く方を間違え、途中で抜けなくなり登り返す羽目に。
無事回収でき三の窓に戻った時は、17:00を回っていた。
下部ルートでは、登攀中に岩に乗った雪を払ったり、終了点ではほとんど雪かきであった。また3人Pということもあり、
夏のコースタイムの2〜3倍の時間がかかってしまった。途中一か所追いつかれた後続Pも同じくらいのコースタイムであった。
クライミングシューズは脇から雪が入り、びしょ濡れ。また手も素手での登攀であったが、厚着をしていたおかげでそれ程冷たさは感じなかった。
5月5日(火)−晴−
三の窓出発(5:20)−池の谷乗越(6:00)−劔岳山頂(7:00〜7:15)−早月小屋(9:40〜10:00)−馬場島(12:37)−有磯海パーキング(16:00)−八王子(21:45)
風が冷たくヤッけの上下を羽織っての出発。池の谷ガリーの急な斜面を登り、池の谷乗越に着くと3Pほどが幕を張っていた。
その内の1Pが昨日の後続Pで、言葉を交わす。さらに360度のパノラマを楽しみながら北方稜線を詰める。
頂上直下の急斜面は、10年前のGWも登り、4年前のGWはフリートレックを背負ってノーロープで下った思い出深いセクション。
頂上からはちょっと源次郎方面に下り、昨年UGとドロップした大脱走ルンぜを3人で偵察。今見ても斜度はいまいちだな。
早月の下降は、池の谷右股へのドロップポイントを偵察しながら下る。
1か所凍ったガリーの下降でロープを出す。
早月小屋から下はアイゼンをはずし、大グリセード・尻セード大会。
最後は松尾平の急峻な夏道の下りを避け、白萩川への雪渓を踏み跡を頼りに下る。
途中踏み跡をロストし藪こぎとなるが、無事往路に通った白萩川沿いの道路に飛び出
した。
駐車場に戻り固い握手。そのあとせっかくクライミングシューズを持ってきているので、キャンプ場中央の大岩でボルダリング。
これが殊のほか楽しかった。
帰路はみのわ温泉で山行中の汗を流し、北陸道・有磯海PAで食事とお土産購入。ところどころ渋滞していたが、21:45には八王子に到着することができた。
今回急造メンバーであったが、足並みも揃いまったく問題はなかった。
「アルパイン2回目の初心者が来るルートじゃない」と言っていた山ちゃんであるが、初めて八ヶ岳に行った時に比べ、成長の跡が伺えた。
昨年までの3年間のGWは山頂から滑降のトライであったが、今回久々にクラシックルートを登れ充実した山行となった。
登り残したクラシックはまだ山ほどある。
アルパイン志向の頼れる仲間も増えたことだし、体力の続く限り登り続けたい。
PICS






























