南アルプス山麓 芦安 上荒井沢 カモシカルンゼ
「春立ちける日に登る」

[山行日] 2007年2月4日(日)
 

[参加メンバー] ポスト、KM

[天候] 晴(気温 4℃/15:00 日陰)
[写真と文] KM兄

2月3日(土)

八王子(20:45)−上荒井沢林道終点手前(23:00)−就寝(2:00)
 

 経費節約のため勝沼で高速を下り20号で芦安を目指す。
夜中なので一般道も空いている。途中のコンビにで買出しして、芦安の駐車場へ。 広河原までマイカー乗り入れが禁止となったため、夏の間は芦安が一大登山基地となる。 一番大きい駐車場へいくが、公衆トイレは冬期閉鎖されていた。 温泉街の真ん中で用を足すのも気が引けるので林道終点へ。
小型のパワーシャベルが道をふさいでいた。
少し戻り、広い河原の平らなところへクルマを駐め、早速宴会モード。
ポストと二人、山の話で盛り上がり寝たのは午前2時だった。

2月4日(日)
起床(8:45)−出発(10:00)−カモシカルンゼ取付(12:45)−登攀終了(15:00)

 谷間の朝は遅い。まだ暗いと思っていたら8:45だった。何度か起きたが寝過ごした。 

ちなみにポストは俺に起こされるまで爆睡。お互い仕事疲れか...。


 林道終点手前の道路脇にクルマを停め歩きだす。
橋が2本続くが工事中で、両方とも幅30cmほどの鉄骨が4本かかっているのみ。 下を覗くとちょっと高さがあっていやらしい。
しばらく歩いていくがどうも様子がおかしい。地図と見比べると御勅使川の林道を詰めていた。 「氷瀑の横までクルマで入れる」というガイドブックの言葉にだまされた。

 2時間のロスでクルマに戻り、目指す上荒井沢の出合を探す。
洪水で流された林道跡を発見。間違いないということでこの林道を詰める。
歩き出して30分ほどで「トリコルネ」に到着。ガイドブックの写真と比べるべくも無いほど痩せている。 さらに上り坂を詰め、カモシカルンゼへ。丁度先行パーティ3名が懸垂してくるところだった。
氷結状況はまあまあのようだ。それにしても先行パーティは10本以上もスクリューを使っている。 当方はポストのグリベル2本、KMのBDが6本の計8本。50m以上のルートで足りるか不安がよぎった。

 身支度を整え早速KMのリードで登攀開始。出だしは傾斜が無いが、スリップしたら下にはブロック塀が待ち受けている。核心部の下までスクリュー3本使った。 さて核心は中央がツララの集合体のようで氷結状況も今一なので、右側の凹角にルートを取った。 部分的に90度はあるだろうか?久々のまともなアイスなので慎重に行く。氷が薄くアックスが岩を叩いたり、スクリューもタイオフだ。核心部では3本使用。

核心から上は階段状の氷が続くが結構悪い。スクリューを2本使い果たし、残り数メートルか? 精神的に厳しいので、岩から生えている潅木の根にスリングをタイオフし、最後の中間支点とした。 さらにその上に行こうとするが、ポストの「後1m」の声の後、ロープが一杯になってしまった。
 仕方なくポストにも登ってもらう事にする。同時登攀で何とか落ち口を抜け、氷に埋った子どもの腕ほどの太さの潅木でビレイをとる。

 ポストはスクリューを回収しながらのフォローなので結構時間がかかったが、ノーテンションで登り切った。 F2はツララの集合体、F3,F4も氷結は今一なので、F2でボルダリングしてから懸垂で取り付きに戻った。 登攀終了後は西日がルンゼを照らし、表面が融け始めていた。 気温は4℃だが、直射日光はぽかぽかと暖かく、登攀中は暑く、汗だくであった。

 充実した内容だったので本日はこれにて打ち切り。
明るい内にクルマへ急いだ。途中あまりの暑さに?ポストは上荒井沢へダイブ!  立春のこの日、ちょと早いが今年初泳ぎだった。

 12月の裏同心ルンゼも、黄蓮谷右股も雪に埋もれ、本当にアイスクライミングらしい登攀は今シーズン初めて。

ポストもアイスの楽しさを満喫した事だろう。

 


上荒井沢へは河原の真ん中にクルマを停める

 

崩壊した林道分岐

 

往路に見たトリコルネ

 

F1をリードするKM(核心部手前)

 


同(核心部越えたところ)

 

ビレイポイント

 

F2前のポスト

 


F2ボルダリング中のポスト

 


西日を受けるF1

 


帰路のトリコルネ

 


トリコルネ対岸から見上げるカモシカルンゼ

 


帰路のトリコルネ

 


甲府へ下る途中に見た富士山

 

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